これから飼い主になる犬初心者にとっては、犬を我が家に迎える前にやっておくべきことがたくさんあります。用具をそろえたり、飼い方の本をよんで犬の習性などを知識身に着けることは必須です。
ところで、これからお世話になる獣医師さんは探しましたか?もし自分でカットやシャンプーなどのお手入れをしないのであれば、トリミングサロンも探す必要があるかもしれません。獣医師さん、トリマーさん、タイトルの「インナーヘルスとアウタービューティー」にはどちらも欠かせない存在です。
インナーヘルス
犬のインナーヘルスにとって最も大事なのは何でしょうか。
生まれたときから関係し、からだの内側から健康を形作るという意味では栄養。いうまでもありませんが食事です。
栄養バランス
ママさん、パパさん、新しいもふもふキッズには、毎日手作りフードを与えますか?栄養バランスを考えながら材料を選んで作る手作りフードに勝るものはありません。
ただし、犬と人では栄養バランが異なるため一緒に作ることはできませんから一般的なもふもふ犬のママさんやパパさんは、ドッグフードを購入して与えることになります。
その際にもっとも大切なのは、成長ステージに合わせたドッグフードを購入するということですよね。人もそうですが、犬の成長過程において必要となる栄養素は成長ステージによって異なりるため、例えば生まれてからの2~3カ月は骨の成長に必要なミネラルを多く含んだ食事がよいといわれるように、その時期に購入すべきドッグフードもそのようなラベルになっています。
また、成長ステージにあった多くのドッグフードから愛犬のために選定する際には、どのような原料が使われているかをきちんと読んで購入しましょう。基本的には、添加物や保存料、香料などで使用不可の原料が入っているのは出回らないので、「きちんと」というのは、配合によって栄養素の偏りがあるため。できれば、栄養学の本を読んでどんな働きがあるかを理解したうえで選ぶのが正しい購入方法です。
最近では、穀物を全く含まないグレインフリーと呼ばれるドッグフードも出回っているようですが、犬種によっては穀物を含まないことによる弊害の疑いが米国FDA(Food & Drug Administration)の5年間の追跡でわかってきましたね。2019年にもアップデートされています。特にレトリーバー(ゴールデンちゃん、ラブちゃんともに)は拡張型心筋症にかかりやすいわんこなので、グレインフリーにはとくに注意が必要かもしれません。興味のある方はFDAの記事をチェックしてみてくださいね。ページの真ん中あたりの緑色の棒グラフです。ちなみに、英語です。
やはり何事もバランスが大切、ということなのでしょうか。
また、栄養学も日進月歩。今まで認可されていた原料に発がん性が疑われ急にリコールが発生するドッグフードもあります。そのため、定期的(例えば1~2年ごとに)ドッグフードブランドを変えることが望ましいという獣医さんもいるようです。ついでに言うとブランドを変えるとき以外はドライフードをミックスしないこと。ドッグフードは、そのブランドが研究しながら苦心して作り上げたバランス栄養食。せっかくバランスよく配合された栄養素の割合が崩れてしまいます。くれぐれも栄養過多にならないように。
骨格作りに大切な運動で体力をつける
食べたら運動。人もわんこも同じですよね。
わんこは、特に活動量が豊富です。1日2回、できれば坂道のある散歩コースを回りたいもの。本当は思い切り走り回れるようにリードなしで自由に遊ばせるのが理想なので、ママさん、パパさんの気分転換のためにも時々ドッグランに行って思いっきり運動させるのもいいかもしれません。大型犬もリードなしで思いっきり楽しめます。アジリティー施設が併設されているところなら、並走して一緒に運動不足も解消できるかもしれませんよ。
体力をつけるとは、基礎代謝を高めるだけではなく、筋肉質になること。筋肉が付けばカロリーが効率的に消化され太りにくいからだが出来上がります。いま流行りの「ロカボ」の考え方に近いですね。理想的なプロポーションを作ることはアウタービューティーにもつながる大切な要素です。
犬のコミュニケーションも生まれます。若い時に体力をつけておくとシニアになっても健康でいられるのは人と同じです。ほとんど家に閉じこもって散歩をさせなかった飼い主さんが、毎日犬と散歩するようになると、愛犬も明るくなり、喜ぶ表情を見せるようになった、あるいは問題行動もなくなったというデータもあるようです。
もしかしたら、小学生の時に、いつも教室に閉じこもって勉強する私たちが校庭や体育館で解放される感覚に似ているのかもしれません。
定期健診
年一回の定期健診は飼い主さんの責任です。若い時は年一回、シニアになったら年二回の健康診断。問診も含め体調を獣医さんに診てもらいましょう。骨や筋肉、内臓疾患など外見では判断できない部分は獣医さんが頼りです。また、気になる仕草を相談することで思わぬ発見(悪いこととは限らない)があるかもしれません。
獣医さんも頻繁に変えることがないようにしたいですね。診療記録が充実すると成長や疾病の記録がつながり、かかりやすい病気や気を付ける点など獣医さんから的確なアドバイスを受けることができます。最初の獣医さんはネットの評判やご近所犬の飼い主さんのお話などを参考にして選びましょう。
アウタービューティー
アウタービューティーとは、見た目の健康的な美しさ。犬の場合は端正なシェイプと人の肌にあたる被毛の状態をいいます。
シェイプは骨格や筋肉にも関わる部分でありインナーヘルスの運動のところでも触れましたので、ここでは被毛についてお話しします。
犬の被毛は、全身を覆い体温調節や皮膚を紫外線など外部から刺激を直接受けないように守る働きをします。犬にとって全身を覆う被毛ケアほど大切なことはありません。
定期的なシャンプー
中でも最も大切なのは定期的なシャンプー。被毛の状態を整える大切な役割を担っており、表皮に溜まった余分な皮脂やヘアにこびりついた脂よごれを洗い流しヘアをふわふわに戻すだけではなく、寄生害虫やその卵も駆除することで、皮膚病から愛犬を守ります。
皮膚病にかかると健康な被毛は生えないどころか、ひどくなると抜け毛の原因になりアウタービューティーが失われてしまいます。定期的なシャンプーは皮膚と被毛の健康維持に欠かせません。ちなみに、シャンプーの温度は、ぬる過ぎるぐらいが犬にとってちょうどいい温度。私たちがちょうどいい温度は犬にとっては熱く感じ乾燥肌になる場合もありますので注意してくださいね。
また、しっかり乾かすことも忘れずに。生乾きは覆われた被毛で全体に蒸れが生じ菌が繁殖し易い環境になります。
トリミング
トリミングもまたアウタービューティーには必須です。
スタイルを整えながら、爪切りや耳掃除、肛門腺絞りまでケアしてくれるところがほとんどです。夏場はヘアを短めにすることで蒸れをなくすこともできますよ。
場所によっては超音波風呂でからだ全体の毛穴の汚れを取るというサービスを実施しているところもあり、シャンプーでは落とせなかった毛穴の奥まで洗浄してもらえるのは、トリミングサロンならではのサービスメニュー。人も頭皮をきれいにすると髪にこしが出てくるように犬の肌を外側からきれいにすることで、健康的なヘアを維持できます。毛穴掃除で愛犬が健康的な被毛を回復するのはうれしい限りです。
また、トリミングはお尻周りに伸びた毛をカットすることで糞尿が付着することを防ぐ、いわば衛生管理の目的もあります。衛生管理もアウタービューティーには欠かせませんね。
毎日のブラッシング
犬の場合、人と同じように毎日シャンプーすることができません。
しかし、長期間お風呂に入らないと臭いも発生します。健康な犬は毎日代謝を繰り返し皮脂を分秘しますが、長時間外気に触れるとやがて酸化腐敗し、臭いの元になります。また、皮脂で脂っぽくなったヘアは汚れが付きやすく、ゴミ、塵、寄生害虫の老廃物などがヘアに絡みつく、とさらに臭いの原因になり、毛玉の原因にもなります。
ブラッシングは、
毛玉を防ぎ被毛の艶を出す
死毛を取り除くことで住環境をきれいに保つ
未然に寄生害虫(ダニや蚤)の侵入を防ぐ
そして、皮膚疾患などの早期発見につなげる
など、大切な役目がありますので、被毛の健康を維持するという意味では毎日できないシャンプーの役割を補完するのがブラッシングとも言えます。理想を言うならお手入れ用のスプレーやドライシャンプーを併用すること。一般的なシャンプーのように肌の皮脂を取り過ぎずに汚れだけを落とすことが肝心。
日が経つにつれて被毛全体が脂っぽくなるのは健康な犬なら当然なのです。脂っぽくなるとヘアが固まりやすくなり、夏はからだが蒸れやすくなることからヘアに付着した皮脂を除去することでサラサラにヘアを回復させ結果的に風通しを良くすることができます。
汚れが取れ、本来のヘアカラーを回復させることはアウタービューティーの必要条件。ニオイが取れて風になびくサラサラヘアは理想のわんこです。
マルチクレンジングスプレーPREMISTYなら、水では落ちにくい頑固な脂汚れもすっきりきれいに落とします!
市場には、様々なドライシャンプーがあふれていますね。購入する場合は、より安心して使えるものを選びたいもの。
そんな中で、PREMISTYは通常のシャンプーに含まれているサルフェート系のナチュラル洗浄成分や化学薬品成分も含まれておらず(ちなみに、サルフェートは自然界に存在する洗浄成分ですよ)ミネラルなどの有機質や不純物を除外した純水から生成されたイオナイズドウォーター。
イオン成分が脂と反応して石鹸成分を生成し、その成分が脂汚れと汚れに絡んだごみや一緒に付着した寄生害虫の老廃物を落とします。泡立たないからリンス不要。タンパク質や糖質の分解に優れているため、口周りのクレンジングに使うと食べこぼしや唾液といったオーガニック成分を分解し髭の変色防止にも効果があり、耳あかも落ちやすくなります。
通常のシャンプー前にブラッシングを兼ねプレウォッシュとして使用すると、泡立ちがよくなりクレンジング効果も高まります。万一口に入ってしまっても無害なほど安全性が高いため顔にも使えるPREMISTYは、他のドライシャンプーとの大きな違いです。
是非、使って他のクレンジングドライシャンプーとの違いを体感してみてください。使い始めのヘアクレンジングではタオルが茶色に染まるほどよごれ落ちがわかり、びっくりするかも。長く愛用してずっときれいなサラサラヘアでいてくださいね。
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